アルコール除菌で画面が割れた!? 清掃NG行動まとめ
2026.01.18
町田店
アルコール除菌で画面が割れた!? スマホ清掃のNG行動まとめ|ヒビ・白化・剥離を防ぐ
なぜ“除菌で割れる・白化する”のか?
結論から言うと、スマホの画面は「ガラス」だけでできていません。
端の粘着層や樹脂パーツ、撥油コート(指紋防止)など、薬剤や圧力・熱に弱い層が重なっています。
ここに液体が入り込む/力が集中する/急激な温度変化が起きると、ヒビや白化、剥離が起きやすくなります。
① アルコール+“濡れたまま”が危険
端部やスピーカー穴から微量に侵入し、内部で乾くと白い跡やシミになったり、粘着層に影響が出ることがあります。
② 強い圧で拭くと応力が一点に集中
既に小さな傷がある画面は特に注意。濡れた状態で強く押すと、ヒビが「スッ」と伸びることも。
③ 熱・乾燥・薬剤で“コーティング層”が劣化
画面表面の撥油コートや保護コートは消耗品。薬剤や摩擦で薄くなると、指紋がつきやすくなったり、虹色のムラが出ることがあります。
④ ケース内で湿気がこもる
除菌後すぐケースに戻すと乾きにくく、端からじわっと侵入するリスクが上がります。
ポイント:「アルコール=即アウト」ではありません。
量・時間・圧の3点セットが失敗の原因になりやすいので、ここを押さえれば安全度がぐっと上がります。
やりがちな清掃NG行動 10選
「ついやってた…」が混ざっていたら、今日から修正でOK。ダメージは蓄積型のことも多いです。
NG1:画面に直接スプレーする
液が端部・穴に流れ込みやすく、内部侵入の確率が一気に上がります。
NG2:びしょ濡れシートで拭く
シートが滴るほど濡れていると、拭いている最中に液体が溜まります。
NG3:充電中に清掃する
コネクタ周りは液体トラブルの温床。濡れたまま挿すと接点が荒れたり、エラーが出ることも。
NG4:熱風で一気に乾かす
ドライヤーは高温になりやすく、粘着層やパネルに負担。乾かすなら常温の風が無難です。
NG5:画面を強く押し込みながら拭く
指や爪の点圧は危険。特に端・角・ヒビ周辺に力が集中します。
NG6:研磨剤入りのクロスでゴシゴシ
“曇りを落とす”目的でも、表面コートを削ってしまい逆効果になりがち。
NG7:画面割れ・欠けた状態で除菌を続ける
ヒビから浸入しやすく、表示不良やタッチ不良に進行しやすいです。
NG8:ケースの内側を濡れたまま戻す
乾きにくい環境ができ、端から侵入しやすくなります。
NG9:レンズ周りをシートの角でこする
レンズ枠やコーティングに細かい傷が入り、白っぽく写る原因に。
NG10:成分不明の強力クリーナーを使う
家庭用洗剤や溶剤系はリスクが高いです。画面用途を想定していないものは避けましょう。
覚えておくと安心:“濡らしすぎない・押しすぎない・急がない”。
清掃は作業時間よりも、乾燥まで含めた運用で差が出ます。
失敗しない!安全な清掃手順(基本の型)
「何を使うか」よりも「どう使うか」。
ここでは家庭で再現しやすい、事故りにくい手順を“型”としてまとめます。
手順:まずはこの6ステップ
- 電源OFF(可能なら)/充電ケーブルを外す
- 乾いた柔らかいクロスでホコリを先に落とす(砂が残ると傷の原因)
- 除菌する場合は、液をクロスに少量つける(直接スプレーしない)
- 拭くときは軽い力で、同じ場所を往復しすぎない
- 端部・穴(スピーカー等)はなぞる程度にして、押し込まない
- 仕上げに乾拭き→ケースは十分乾いてから戻す
おすすめの道具(基本)
- マイクロファイバークロス(メガネ拭き)
- 乾いた綿棒(穴の周りを軽く)
- エアダスター(短く・斜めから)
避けたい道具(事故りやすい)
- 硬い紙・ティッシュ(繊維で擦れ傷になりやすい)
- 研磨剤入りクロス/メラミンスポンジ
- 強い溶剤系クリーナー(成分不明)
コツ:まず乾拭きで汚れの8割を落とし、必要なら“少量”の湿りで仕上げ。
いきなり濡らすと、汚れが伸びてムラになりやすいです。
フィルム/ガラスコーティング別の注意点
画面トラブルの相談で多いのが「本体ガラスじゃなく、保護層がやられていた」パターン。見極めができると安心です。
よくある“見た目”の違い
| 症状 |
起きやすい原因 |
まず試すこと |
| 白いモヤ/曇り |
撥油コート劣化、洗剤成分残り、湿気の乾き跡 |
乾拭き→別クロスで拭き直し(濡らしすぎない) |
| 端が浮く/気泡が増えた |
フィルム粘着の弱り、端部への液体侵入 |
ケースを外し乾燥→改善しなければ貼り替え検討 |
| 虹色のムラ |
フィルムの層ズレ、表面コートのムラ |
フィルム有無を確認→貼り替えで改善することも |
| 細かな線傷が増えた |
砂粒・硬い繊維での擦れ |
今後は乾拭き→少量湿りの順に |
保護フィルムを貼っている場合
フィルムは消耗品です。除菌で粘着が弱るよりも、端が濡れて乾かないことで浮きやすくなります。
端が白くなったり、気泡が増えたら貼り替えが早道。
ガラスコーティングの場合
コーティングは強いですが、表面の撥油コートが薄くなると“滑りが悪い”“指紋が残る”と感じやすいです。
強い摩擦・溶剤で削るのが最ももったいないので、優しくが鉄則。
補足:「割れたと思ったらフィルムだけ」も本当に多いです。
まずはケースを外して、フィルムの縁をよく見てみてください(段差があればフィルムの可能性)。
修理相談の目安:放置NGの症状チェック
「そのうち直るかな」で悪化しやすい症状だけ、先に押さえておきましょう。
すぐ相談したい症状
- タッチが勝手に動く/一部反応しない(水分やダメージで進行することがあります)
- 画面に線・黒いにじみが出た(液晶/有機ELの損傷の可能性)
- Face ID/近接センサーが不安定になった
- 充電が不安定、異臭、熱を持つ(端子や内部への侵入の疑い)
- 画面の端が浮く、パネルが開き気味(粘着層の弱り・膨張の可能性)
自宅でできる“切り分け”
まずは乾燥
ケースを外し、風通しの良い場所で数時間〜半日。
ただし、加熱(ドライヤー等)は避けるのが安全です。
フィルム有無の確認
フィルムのヒビ・浮きが原因で“割れたように見える”ことがあります。
角の段差や縁のラインをチェック。
重要:タッチ不良や表示不良が出たら、データ保護のために早めのバックアップもおすすめです。
「除菌後からおかしい…」は早めの点検が安心です
画面のヒビ・白化・タッチ不良は、初期対応で被害が広がりにくくなります。
症状の写真があると案内がスムーズです。
よくある質問(Q&A)
Q1. アルコール除菌は絶対ダメですか?
A. 量と使い方次第です。画面に直接スプレーせず、クロスに少量つけて短時間で拭き、最後に乾拭きするのが安全です。
Q2. 画面が白く曇りました。これって元に戻りますか?
A. 成分残り・乾き跡・フィルムの劣化など原因は複数あります。フィルムが原因なら貼り替えで改善することも。表示ムラや線がある場合はパネル損傷の可能性があるため点検がおすすめです。
Q3. 除菌シートで拭いたらタッチが鈍い気がします
A. 水分が端部に残っている、静電気や汚れが伸びた、フィルムが浮いた…などで体感が変わることがあります。乾拭きと乾燥で改善しない場合は早めにご相談ください。
Q4. 画面のヒビが伸びました。清掃が原因ですか?
A. もともとの微細な傷がある状態で、濡れた画面を強く押して拭くとヒビが進行することがあります。今後は「乾拭き→少量湿り」「押し込まない」を徹底し、必要なら早めの画面交換で内部侵入を防ぎましょう。
Q5. ケースやストラップも除菌したいです
A. ケース内側は濡れたまま戻さないのが鉄則。水分が残ると端から侵入しやすいので、別で拭き、十分乾かしてから装着してください。
まとめ:除菌は“やり方”で安全性が決まります。
もし「白化・タッチ不良・表示ムラ」が出たら、自己判断で強くこすらず、早めに点検へ。