まずは症状を整理:どれが当てはまる?
動作・クリック感の異常
- まったく反応しない/長押しだけ効く
- 押し込みが固い・沈み込む・戻らない
- 軽く触れただけで誤反応する(チャタリング)
機能の異常(Touch ID など)
- ホームは効くが、指紋認証のみ失敗する
- 指紋登録ができない/グレーアウトする
- 再起動後のパスコード入力を求められ続ける
ポイント:症状が「クリック感の異常」か「認証機能の異常」かで、疑うべきパーツや修理可否が変わります。わかる範囲でメモしておくと、診断がスムーズです。
主な原因とモデル別の注意点
よくある原因
- フレックスケーブルの断線・劣化(落下や経年、圧迫)
- ホームボタンの機械的損傷(押し込み機構の摩耗・変形)
- 接点の汚れ・湿気(汗・湿気・微細なゴミ)
- 液晶・ドック側の不良(画面交換歴や充電口の損傷が連動)
- ソフトウェアの不具合(iOSの一時的な不調・設定項目の競合)
Touch IDに関する大切な注意
iPhone 7以降では、ホームボタンと本体はペアリング(セキュリティ紐付け)されています。純正の指紋認証機能は原則として元のボタン個体でしか復旧できません。ボタン自体の交換で「クリック(ホーム操作)」は代替しても、Touch IDは復活しないケースが一般的です。
iPhone 7以降では、ホームボタンと本体はペアリング(セキュリティ紐付け)されています。純正の指紋認証機能は原則として元のボタン個体でしか復旧できません。ボタン自体の交換で「クリック(ホーム操作)」は代替しても、Touch IDは復活しないケースが一般的です。
モデル別の傾向
- iPhone 6s 以前:物理ボタンの機械摩耗・ケーブル断線が多め。部品交換で改善する可能性大。
- iPhone 7 / 8 / SE(第2/3世代):感圧式のため、本体側故障や液晶側の関連不良が絡むことも。Touch IDの復旧は原則不可。
到着前にできる応急処置&設定
1) 再起動・強制再起動
一時的なOSの不調であれば再起動で改善する場合があります。強制再起動の手順は機種ごとに異なるため、無理のない範囲でお試しください。
2) AssistiveTouch をオン(仮想ホーム)
設定 > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouch をオンにすると、画面上に仮想ホームボタンが表示され、操作を代替できます。修理までの緊急回避に有効です。
3) iOSと設定の点検
- iOSのアップデート/再インストール(Wi‑Fi 安定環境で)
- ケース・フィルムの干渉を一時的に外して確認
- 水濡れの心当たりがあれば乾燥保管し電源操作を控える
うまく操作できない場合は、そのままの状態でお持ち込みください。
当店ではデータそのままでの点検・修理に対応しています。
やりがちなNG行為
- 強く押し込む/連打する(断線や更なる破損の原因)
- 自己分解でケーブルを傷つける(Touch ID完全不可のリスク)
- アルコールや液剤を直接流し込む(腐食・ショート)
ご来店〜お渡しまでの流れ
- 受付・症状ヒアリング:状態とご希望(即日・データ保持)を確認します。
- 動作チェック・お見積り:分解前に現状を検査し、想定作業と費用をご提示。
- 修理作業:熟練スタッフが静電対策・防塵環境で作業。
- 最終確認:ホーム操作・各機能・外観を再チェック。
- お渡し・ご説明:今後の予防策や保証案内をお伝えします。
よくある質問
Q. 今日中に直せますか?
A. 部品在庫と混雑状況次第で最短即日が可能です。事前にご連絡いただけるとスムーズです。
Q. データは消えますか?
A. 基本的にデータそのままで作業します。万一のためバックアップ推奨です。
Q. Touch IDは必ず戻りますか?
A. 既述の通り、iPhone 7以降は原則復旧しません。解錠やApple Payの代替設定をご案内します。
Q. 画面も割れているのですが…
A. 画面側不良が原因のこともあるため、同時点検・同時交換での解決をご提案する場合があります。
店舗情報(リペアフォース秋葉原店)
AssistiveTouchでしのぎつつ、まずは無料点検へ。秋葉原駅すぐの当店なら、仕事やお買い物の合間に立ち寄れます。