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誤って電子レンジに入れてしまったスマホ…復旧は可能?


2026.02.20 秋葉原店
誤って電子レンジに入れてしまったスマホ…復旧は可能?|ダメージの実態と復旧判断
トラブル対処・データを守る

誤って電子レンジに入れてしまったスマホ…復旧は可能?

結論から言うと、状況によっては復旧できる可能性があります。ただし「通電していい状態か」「安全に扱えるか」を最優先で判断しないと、症状が悪化したり、バッテリー由来の危険が増えたりします。ここでは、電子レンジに入ってしまった直後から修理判断までを、秋葉原のスマホ修理店の目線で整理します。

結論
  • 電子レンジに入ったスマホは、基板・アンテナ・バッテリーが同時に傷むケースが多く、復旧可否は「加熱の程度」「通電の有無」「症状の種類」で大きく変わります。
  • まずは安全確保。充電や電源オン、強制再起動を繰り返すのは避け、異臭・発熱・膨らみがあるなら触り方にも注意が必要です。
  • 復旧のゴールが「端末を普通に使いたい」なのか「写真やLINEなどデータを救いたい」なのかで、最適な手順が変わります。

電子レンジに入るとスマホは何が壊れる?

電子レンジは食材の水分に対して高周波を当てて加熱します。スマホは金属・樹脂・ガラス・接着剤・バッテリーなど複数素材の集合体で、内部には細い配線やアンテナ、シールド(電磁波を遮る金属板)もあります。ここに高周波と熱が加わると、いくつかのダメージが同時に発生しやすくなります。

起こりやすいダメージの代表例

  • バッテリーの劣化・膨張・内部短絡:短時間でも温度上昇で性能低下が進み、膨らみやすくなります。内部短絡が起きると発熱や異臭につながります。
  • 画面(有機EL/液晶)やタッチの不良:熱で表示ムラ、黒いシミ、縦線、タッチ誤作動が出ることがあります。接着層の変形で浮きが出る場合もあります。
  • 基板(ロジックボード)の損傷:高周波の影響と熱で、電源系や通信系の回路がダメージを受けることがあります。突然起動しない、再起動を繰り返す、充電ができないなど。
  • アンテナ・通信系の不調:モバイル通信が圏外になったり、Wi‑FiやBluetoothが不安定になったりします。見た目が無事でも「通信だけ」壊れることがあります。
  • 接着剤・防水シールの劣化:防水性能が落ち、のちの水濡れで故障しやすくなります。背面や画面が浮いてくる原因にもなります。
ポイント:電子レンジ事故は「一点だけ壊れる」というより、電源・表示・通信・バッテリーの複合ダメージになりやすいのが特徴です。だからこそ、自己判断の通電テストが危険になる場合があります。

まず最初にやるべき安全チェック

「復旧できるか?」の前に、安全に扱える状態かを確認しましょう。特にバッテリーはトラブルの中心になりやすく、焦って触ると危険が増えます。

安全チェック(できる範囲で)

  • 異臭(甘い・焦げた・薬品っぽい)を感じたら、まず換気して距離を取る。
  • 発熱が続く、触ると熱い場合は無理に操作しない。布団や紙の上に置かない。
  • 膨らみ(画面が浮く、背面が盛り上がる)があれば、圧迫せず、硬い平面に置く。
  • やパチパチ音があるなら、周囲の可燃物を避け、可能なら耐熱性のある容器の近くへ移動。

安全が確保できそうなら、次に「今すぐやること」を整理します。

  • ケースや金属アクセサリーを外す(熱がこもる、破損部が見えないのを防ぐ)
  • 端末表面の熱が落ち着くまで、風通しの良い場所で静置する
  • 水で冷やさない(急冷でガラスや内部が割れる、液体侵入リスク)
  • 可能なら電源を切る(ただし操作が必要なほど熱いなら無理に触らない)
冷蔵庫・冷凍庫で急冷は避ける:温度差で結露が起き、内部に水分が回ると別の故障(腐食)を誘発します。電子レンジ事故のあとに結露まで重なると復旧難度が上がります。

やってはいけない行動と悪化パターン

「動くか確認したい」気持ちは分かりますが、電子レンジ事故ではやり方を間違えると修理できたはずの端末が完全にアウトになることがあります。特に電源系とバッテリーが弱っているときは、通電が決定打になりがちです。

避けたい行動

  • 充電器につなぐ:電源回路が損傷していると、過電流や短絡で基板が追加で焼けることがあります。
  • 電源オン/強制再起動を何度も試す:起動時は一時的に負荷が上がります。負荷で弱った部品が壊れやすい。
  • ドライヤーで温める:温度がさらに上がり、バッテリーや接着剤に追い打ち。
  • 分解を自己流で進める:工具でバッテリーを傷つける、コネクタを破損するなど二次被害になりやすい。
  • アルコールや洗浄剤を入れる:内部に入り込むと腐食や絶縁不良の原因になります。
判断のコツ:「今動かす」よりも「これ以上壊さない」が最優先です。データが必要なら、なおさら通電の試行回数を減らす方が成功率が上がります。

復旧できる可能性が高いケース/低いケース

電子レンジ事故でも、条件がそろえば修理で復旧できることがあります。一方で、症状や加熱状況によっては、端末の通常復旧が難しく「データ救出優先」の方針になることもあります。

状況 復旧の期待 理由
短時間で停止し、外観の変形が少ない/発熱や異臭がない 比較的高い ダメージが限定的なら、バッテリーや画面交換、コネクタ清掃で改善する可能性がある
画面表示はおかしいが通知音やバイブは反応する 高い 本体は動作していて表示系だけ故障の可能性。画面交換で復旧しやすい
電源が入らない/充電反応がない 中〜低 電源ICや基板損傷の可能性。復旧は診断と作業難度が上がる
異臭・発熱・膨張がある 安全優先(復旧は要検討) バッテリーの危険サイン。まず安全に保管し、状態確認が必須
内部が焦げた跡、溶け、煙が出た 低い(データ救出相談) 基板の広範囲損傷が疑われ、通常修理の範囲を超える場合がある

ここで大事なのが、復旧の定義です。スマホを日常利用に戻す復旧と、写真や連絡先などデータを抜き出す復旧は別物です。どちらが優先かで、修理の組み立てが変わります。

症状別:修理で狙える復旧とデータ救出

電子レンジ事故の症状は多岐にわたります。ここではよくあるパターンを「何が壊れている可能性が高いか」「修理で狙える復旧」をセットで紹介します。

1)画面が真っ暗・表示がおかしい(でも反応はある)

通知音やバイブが鳴る、充電音がする、PCに接続すると反応するなど「本体は動いている」なら、画面(有機EL/液晶)や表示ケーブルのダメージが疑われます。修理としては画面交換で復旧するケースが比較的多いです。

データ救出の考え方:画面交換で操作できるようになれば、バックアップや移行が一気に進みます。ロック解除が必要な端末ほど、まず表示復旧を狙うのが現実的です。

2)電源が入らない/リンゴマークで止まる/再起動ループ

電源系回路やバッテリー、基板上の重要部品がダメージを受けている可能性があります。この場合は「バッテリー交換で改善する」ケースもあれば、「基板の修理・部品交換が必要」なケースもあります。症状が複合しているほど、診断が重要になります。

  • バッテリー交換で起動が安定するか
  • 充電口(コネクタ)や電源ラインに短絡がないか
  • 内部の発熱ポイントがないか(発熱位置の特定)
自己判断で充電し続けない:短絡がある状態で充電を続けると、基板損傷が広がりデータ救出が遠のくことがあります。

3)通信が圏外/Wi‑FiやBluetoothだけ使えない

アンテナ系やRF(無線)回路のダメージが疑われます。外観が無事でも、電子レンジ事故では通信だけが弱ることがあります。修理内容は機種や症状によって幅があり、まずは診断で「ソフト要因」か「ハード要因」かを切り分けます。

4)充電ができない/充電が不安定

充電口の損傷、基板側の電源IC、バッテリー不良などが候補です。電子レンジの熱でコネクタ周辺の樹脂や接点が劣化していることもあります。充電口の修理バッテリー交換、場合によっては基板修理の順で可能性を見ていきます。

5)本体が熱い/異臭がする/膨張している

これは復旧よりも安全確保が最優先です。バッテリーの劣化・内部短絡が進んでいる可能性が高く、無理に触ると危険が増えます。修理店での状態確認と、必要ならバッテリーの取り外し・交換から入ります。

持ち込み前に準備しておくと良いこと

電子レンジ事故は症状が複雑になりやすいので、来店時に状況が分かると診断がスムーズです。できる範囲で構いません。

メモしておくと役立つ情報

  • 電子レンジに入っていた時間(体感でOK)と、加熱が始まったか(動作音がしたか)
  • 取り出した直後の状態(発熱、異臭、画面の変化、音)
  • その後にした操作(電源オン、充電、再起動の回数)
  • 現在の症状(電源が入るか、画面表示、充電反応、通信)
できれば:端末の型番(iPhoneならモデル名、Androidなら機種名)と、重要データの優先順位(写真が最優先、仕事の認証アプリが必要など)も共有すると、修理方針が決めやすくなります。

「データ優先」の場合の考え方

データが最優先なら、むやみに起動を試すよりも、状態を保って持ち込む方が結果につながりやすいです。特に最近の端末はロック解除が前提のため、画面や電源を安定させる修理がデータ救出の近道になることがあります。

よくある質問

Q. 電子レンジに入ったけど、今は普通に動いています。大丈夫?

動いていても、バッテリー劣化や接着剤の弱り、通信系の不安定化などが後から出ることがあります。発熱の増加、充電速度の低下、電池の減りが急に早いなどが出たら早めに点検がおすすめです。

Q. 乾燥剤と一緒に保管すれば復活しますか?

水没とは違い、電子レンジ事故は「熱と高周波による電気的な損傷」が中心です。乾燥だけで直るケースは限定的で、むしろ過乾燥で粘着やパーツが傷む可能性もあります。まずは安全確認と診断が重要です。

Q. データだけ取り出したいです。電源が入らない場合は無理?

機種と状態によります。電源系の修理で一時的に起動できればバックアップが取れることもあります。逆に基板損傷が広い場合は難易度が上がります。大切なのは「これ以上悪化させない」ことなので、通電の試行回数を増やさず相談するのがおすすめです。

Q. 修理に出す前にバックアップを取りたいのですが…

端末が安全に起動できる状態かを最優先で判断してください。発熱や異臭があるならバックアップ作業自体が危険です。安全が確保でき、起動が安定している場合のみ、短時間で必要データの退避を行いましょう。

電子レンジ事故のスマホは「安全確認」と「切り分け」が鍵です

電子レンジに入ってしまったスマホは、見た目が無事でも内部でダメージが進んでいることがあります。復旧の可能性を上げるためにも、無理な通電や充電は避け、症状の整理と点検から進めるのがおすすめです。

※安全のため、異臭・発熱・膨張がある場合は、持ち運び時も圧迫や衝撃を避けてください。

店舗情報 リペアフォース秋葉原店

住所:〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル303 rampart店内
営業時間:平日 12:00–20:00/土日祝 11:00–19:00
※症状により受付可否や所要時間が変わります。電子レンジ事故は安全確認が最優先のため、来店前にWEBから状況を共有いただくとスムーズです。
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