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夜になるとカメラの写りが悪い…“光量不足”以外の原因とは?


2025.09.22 秋葉原店
夜になるとカメラの写りが悪い…“光量不足”以外の原因とは?|リペアフォース秋葉原店

夜になるとカメラの写りが悪い…“光量不足”以外の原因とは?

「夜だけ急にザラつく」「ピントが迷う」「街灯のにじみがひどい」——それ、暗さ以外にも理由があります。仕組みを知れば、今日から改善できます。

“光量不足”以外の主な原因10選

  1. レンズカバー(サファイア/ガラス)の微細キズ・コーティング劣化…夜景の点光源が“にじむ・放射状に伸びる”のは、表面の細傷や油膜が乱反射を起こすため。
  2. レンズ外面の曇り・皮脂・汚れ…指紋やハンドクリーム、湿気が薄い膜を作り、解像感が大幅低下。夜は特に顕著。
  3. 防護フィルムやケースの干渉…カメラ穴の段差・縁の反射・低品質保護ガラスのコーティングがフレアの源に。
  4. OIS(光学手ぶれ補正)ユニットの摩耗・異音…経年や落下でジンバルの保持が弱まり、夜の低速シャッターでブレが増幅。
  5. AF(オートフォーカス)機構の不調…PDAF/レーザーAFのセンサー不調やフォーカスモーターの引っかかりで“ピントが行き来”。
  6. 内部結露…屋外と室内の急激な温度差や雨天後に、ユニット内側が曇ってコントラスト低下。
  7. センサー過熱/極端な低温…熱だれや低温時の感度低下でノイズ増。処理チップのスロットリングも画質に影響。
  8. LED・ネオンのフリッカー(商用電源の周波数)…縞模様や明滅。フリッカー対策設定が有効な場合あり。
  9. ストレージ逼迫…夜景は合成枚数・RAWバッファが増え、容量不足で処理落ち・保存遅延・失敗に。
  10. 古いソフトウェア/不調なカメラアプリ…夜景モードのアルゴリズム改善が未適用、あるいはサードパーティーアプリの最適化不足。
ワンポイント:点光源の“星芒(スターフレア)”が強い・形が偏るなら、レンズ表面の細傷やフィルム干渉を疑いましょう。

まず試すチェックリスト(自分でできる)

  • マイクロファイバー+無水エタノール(またはレンズクリーナー)で外側レンズをやさしく清掃。円を描かず直線的に軽く拭く。
  • ケースのカメラ周辺の縁・埃を除去。レンズ穴のバリや段差が反射源になっていないか確認。
  • 保護フィルム/カメラカバーを一時的に外して比較撮影。差が大きければ部材の見直し。
  • ストレージを5〜10GB以上空ける。不要なキャッシュや動画を整理。
  • 夜景モードで数秒しっかりホールド。壁や手すりに肘を固定、セルフタイマー2秒でブレを削減。
  • 端末を冷やしすぎ・温めすぎない。屋外→室内はポケット内で温度慣らしを。
  • 最新のOS・カメラアプリにアップデート。不具合修正や夜景アルゴリズムが改善されることも。
注意:内部レンズ・センサー面はユーザーで触れません。分解清掃は専門工程です。無理な開封は水没マーカー作動や故障の原因になります。

夜に破綻しやすい“環境要因”

混在光源(白色LED+電球色+看板)でのホワイトバランス崩れ

異なる色温度が画面内に同居すると、オートWBが迷って“顔が緑・背景がオレンジ”などの破綻が起きます。被写体の顔に近い光を優先してフレーミングし、タップで露出とWBを合わせるのがコツです。

LED信号機・看板のフリッカー

シャッタースピードと商用電源周波数が干渉し、縞・点滅が写ることがあります。端末にフリッカー対策(50/60Hz)やアンチバンディング設定があれば切り替えを試してください。

雨粒・霧・湿気

微細な水滴はストロボや看板光で強いフレアを起こします。レンズ面の水滴は都度拭き取り、直射の点光源が入らない角度を探すと改善します。

極端な逆光・ゴースト

夜景の点光源はガラスの多面反射でゴーストが出やすいもの。画面端の強い光を外して構図を微調整し、必要なら手でハレ切り(遮光)を試しましょう。

設定・ソフト面の見直し

症状見直すポイント目安・コツ
ザラつき・ノイズ 夜景モード/露出補正/ISO上限 露出を-0.3〜-0.7EVに下げると暗部の荒れが目立ちにくい場合あり
ピント迷い タップAF/AF補助光/望遠→広角切替 暗所は広角の方がAFが安定しやすい。被写体をタップしてロック
手ブレ セルフタイマー/連写ON/動画手ブレ補正 2秒タイマーで押下ブレ回避。複数枚のうち最もシャープな1枚を採用
色転び WBプリセット(電球/蛍光灯) 混在光源でオートが不安定ならWB固定を試す
保存失敗・遅延 空き容量/ライブフォト・HEIF設定 容量に余裕を。互換性優先に切替えると処理が安定する場合あり

※ 端末やOSにより名称は異なります。メニュー内の「アンチフリッカー」「夜景」「低照度」などの表記も確認してください。

修理や点検を考えるサイン

  • 昼でも“点光源が花火のようににじむ”。レンズカバーの傷・コーティング剥離の疑い。
  • 軽く振るとカタカタ音。OISユニット保持不良の可能性。
  • AFが頻繁に行き来して合焦しない。AFセンサー/モーター不調の可能性。
  • 雨や温度差の後から常時ソフトフォーカス。内部結露・曇りの可能性。
  • アプリ・OS更新後も改善せず、他アプリでも同じ症状
データそのまま即日診断OK|リペアフォース秋葉原店

症状の切り分け(外装・カメラユニット・基板制御・ソフト)をその場でご案内。必要に応じてパーツ交換や内部クリーニングを行います。

混雑状況により受付順でのご案内となります。故障の程度によってはお預かり対応となる場合があります。

よくある質問

Q. レンズ面の細傷は自分で研磨しても大丈夫?

A. 推奨しません。コーティング層を不均一に剥がし、むしろにじみが悪化します。保護部材の交換やユニット交換が安全です。

Q. 夜景モードで時間がかかるのが嫌。手早くキレイに撮るコツは?

A. 端末を固定できる場所を探し、露出を少しマイナスに。望遠ではなく広角を使い、必要に応じて等倍トリミングを前提に撮るのが現実的です。

Q. 結露しているか見分ける方法は?

A. 屋内で白壁を撮ると全体に霞がかかったように写ります。時間経過で改善するなら結露の可能性が高いです。繰り返すなら点検を。

店舗情報|リペアフォース秋葉原店

〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2東ビル303 rampart店内
秋葉原駅(昭和通り口)徒歩10秒/平日 12:00–20:00|土日祝 11:00–19:00

そのままデータ・設定は触らずお持ち込みください。状態確認から最適なご提案をいたします。

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