近接センサー（画面消灯／再点灯）不良の原因とセルフチェック法

通話中に画面が消えない・勝手にタップされる・耳から離しても点かない…。そんな時は近接センサーのチェックが近道です。仕組みから、家でできる切り分け、修理の目安までまとめました。

Basics代表的な症状と仕組み

近接センサーは、通話中に耳へ近づいたことを検知して画面を自動消灯し、誤タッチを防ぐパーツです。一般的に受話スピーカー付近にあり、赤外線の照射と反射を利用します。以下の症状が出たら関連が疑われます。

• 通話中に画面が消えず頬タッチでミュートや誤操作が起きる
• 耳から離しても画面が再点灯しない／通話を切れない
• 画面保護やケースを外すと一時的に改善する
• 画面交換後から動作が不安定になった

Causesよくある原因（物理／環境／設定）

Self Check家でできるセルフチェック 8ステップ

1. 再起動：まずは端末を再起動。キャッシュ不良をリセット。
2. ケース・フィルムを完全に外す：センサー窓（受話口横）をむき出しにして挙動を確認。
3. 清掃：柔らかい布で前面上部を拭き、乾いた綿棒で受話口の埃をやさしく除去。アルコールは印刷面を痛めるので少量で。
4. 明るい場所でテスト：通話アプリを起動し、画面上部を手で覆う→消灯、離す→点灯を確認。覆うときは上部1〜2cmを狙う。
5. 別アプリでの挙動：標準電話だけでなく、LINEやMessenger通話でも再現するか比較。
6. OS・アプリ更新：最新へ更新。通話アプリの権限（電話・近接・センサー関連）が無効化されていないか点検。
7. 設定リセット：ネットワーク設定や全設定のリセット（データは消えない項目）で改善することがあります。
8. 画面交換歴の有無：交換後からなら、センサー窓の位置ズレ・遮光テープが疑い。施工店へ相談を。

Cautionやってはいけない注意点

• 針・ピンで受話口をほじる：メッシュや防水シールを破り水没リスク。
• 強い溶剤での清掃：コーティングや印刷を溶かします。
• 不適合フィルムの再装着：黒枠や小窓の位置がズレると再発します。
• 非対応パーツの自力実装：一体型ユニットの機種は移植・初期化が必要な場合あり。

Repairそれでも直らない時の修理目安

セルフチェックで改善しない場合、以下の切り分けで修理方針を決めます。

▶ フロントガラス・画面交換歴がある

センサー窓の形状差・遮光テープの浮きが原因のことが多く、再固定・パーツ再調整で改善するケースがあります。

▶ 水濡れ・湿気後から

基板やコネクタの腐食が疑われます。早期の内部洗浄（基板洗浄）が有効です。

▶ 落下・圧迫後から

センサーフレックス損傷や受話スピーカー周辺の歪み。センサーアセンブリ交換や画面側の載せ替えが必要になることも。

FAQよくある質問

Q. 画面が暗いだけで反応はします。これはセンサー不良？

A. 周囲光センサーの影響で明るさが下がっているだけの可能性があります。手で上部を覆った時に完全消灯するか、耳から離したら即時に点灯するかで判別できます。

Q. サードパーティの通話アプリだけがおかしい。

A. アプリ側の制御・権限・バージョンによる一時不具合が考えられます。更新・再インストールで比較してください。

Q. フィルムを貼り直したら直りました。再発防止は？

A. センサー窓のくり抜き形状が合う製品を選び、貼付前に上部を脱脂。黒枠印刷がセンサー窓にかからないことを確認しましょう。

リペアフォース町田店

住所：〒194-0013 東京都町田市原町田4-11-13 天野ビル4F Oashis店内
営業時間：9:00〜18:00（最終受付17:30）
※土日・祝日は入口が閉まっています。来店時はお電話ください。お迎えに上がります。

📞 050-3092-0036 🗓️ WEB予約