有機ELのゴースト像、LCDのにじみ/黄ばみ。症状の正体を見極めれば、直し方と買い替え判断がクリアになります。
色ムラは画面の部位ごとに色温度や明るさが不均一になる現象。白地で角が青白い/中央が黄味がかる、帯状の明暗が出るなど面としてのムラが目立ちます。バックライト拡散板の黄変(LCD)や接着層の経年、端部の熱だまり、圧迫歴など複合要因が関与します。
焼き付き(ゴーストイメージ)はナビバー・ステータスバー・キーボードなど固定UIの輪郭が残像として見える状態。主にOLEDで発生し、長時間の高輝度固定表示や素子の不均一劣化(特に青サブピクセルの先行劣化)が背景にあります。LCDでも“残像っぽい”見え方はありますが、原理は異なります。
STEP 1: 白/灰/黒のテスト画像で帯や斑を確認。
STEP 2: 明るさ50%⇄100%で症状の強弱を比較。
STEP 3: ナビバー/キーボード跡が背景を変えても残る→焼き付き傾向。
STEP 4: 保護フィルムを外し、偏光干渉・気泡・汚れの影響を除外。
STEP 5: 軽い発熱時に症状が強まるなら、素子/接着層の影響が濃厚。
表示ユニット交換で改善が見込めます。バックライトや層材の黄変/ムラは部材起因のため、ユニット交換が最短ルートです。映像信号系(基板)に起因する全体ノイズや縦線は別途診断が必要。
素子の物理劣化が要因のため完全な回復は困難。根本解決はパネル交換になります。軽度ならダークモード/配色変更/AOD調整で体感軽減は可能です。
低品質フィルムや色温度自動調整機能(True Tone等)が黄ばみに見せるケース。保護材の交換や設定見直しで解消する場合があります。
A. 残像を“慣らす”アプリは体感緩和に寄与しますが、素子劣化自体は元に戻りません。根治はパネル交換が基本です。
A. 周囲光に応じてホワイトバランスが変わるため、黄ばみに見えることがあります。診断時はいったんOFFが推奨です。
A. 表示ユニット交換ではデータは保持されます(バックアップは推奨)。
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