画面上部に「SIMなし」「SIMカードを挿入してください」「圏外」と表示され、発着信やモバイルデータが使えない。そんな時、原因は大きく端末側の不具合/SIMカード自体の不良/キャリア側の要因に分かれます。正しく切り分けることで最短で復旧できます。本記事では町田店の修理現場の知見をもとに、今すぐできる対処から修理が必要なケースまで順に解説します。
1. 放置のリスク
- 連絡不能:緊急時に発信できず、二段階認証SMSも受信不可。
- 料金の無駄:モバイル契約があるのに通信できない期間が発生。
- 状態の悪化:端子の腐食やズレを放置すると修理難易度が上がる場合も。
症状が断続的でも早期の切り分け・対処が重要です。
2. 主な原因と特徴(端末/SIM/キャリア)
端末側の原因
OSアップデート直後の一時的不具合、機内モードのレジデュアル、SIMスロットの汚れや接触不良、落下・水濡れによる基板側の損傷など。
SIMカードの原因
チップの擦り傷・曲がり・経年劣化、サイズ変換アダプタの噛み込み、カットSIMの精度不良など。
キャリア側の原因
回線停止・未払いによる利用制限、プロファイルやAPNの不整合、eSIM再発行の反映遅延など。
3. セルフチェック10手順
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再起動
電源を完全にオフ→30秒待機→オン。軽微なOS不具合を解消できます。
機内モードの残留やモデムの一時不調もリセットされます。
- 機内モードON→OFF 30〜60秒ONにしてからOFFに。電波再接続を促します。
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SIMの抜き差し
電源オフ後、トレイを外し表裏と向きを確認して再挿入。
斜め差しやトレイの反りに注意。
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接点の清掃
乾いた柔らかい布で金属接点を軽く拭く。
アルコール等の薬剤は使用しない。
- 別端末でSIMを確認 他のスマホで認識するか確認。認識すれば端末側不良の疑い。
- 別SIMで端末を確認 家族やサブ回線の正常SIMで判定。認識しなければ端末側不良の可能性大。
- APN/モバイル通信設定のリセット 保存済み構成を初期化→キャリア推奨の最新設定を適用。
- キャリア設定アップデート 設定画面から最新のキャリア設定を反映。
- OS更新 最新バージョンへアップデートしてモデム関連の不具合を改善。
- ケース・バンパーを外す 圧迫でトレイや接触圧が変わる事例あり。裸の状態で再確認。
ここまでで改善しない場合、SIM破損またはスロット/基板側不良の可能性が高いです。
4. 設定とキャリア側の確認ポイント
モバイル通信の基本
- 「モバイルデータ通信」「音声通話」の回線選択が正しいか。
- ローミング設定の不要な有効化/無効化がないか。
- eSIMは回線が有効・メインに設定されているか。
APN/プロファイル
格安SIMはAPNが必須。キャリア提供の最新プロファイルに入れ替え、古いプロファイルは削除。
キャリアへ問い合わせるべきとき
- 料金滞納や回線停止、MNP手続き中の可能性。
- SIM再発行/eSIM再ダウンロードの手配が必要。
5. SIM取り扱いの注意とよくある勘違い
- サイズ変換アダプタは抜き差し時に端子へ引っ掛かりやすい。慎重に。
- カットSIMは寸法誤差で接触不良になりがち。再発行を検討。
- 濡れた手で触らない。静電気に注意。
- トレイを強く押し込まない。噛み込みは大きな故障の原因。
金属工具で接点を擦るのは厳禁。端子剥離や基板損傷に直結します。
6. やってはいけないNG行為
- 針金やピンセットでスロット内部をこじる。
- アルコール類で接点を濡らす(残渣や腐食の原因)。
- ドライヤー高温での強制乾燥。
- トレイ欠損のまま使用を続ける(接触圧が保てない)。
復旧不能に陥る前に、無理と感じたら作業を中止してください。
7. 修理が必要なサインと当店の対応
まとめ
「SIMなし」表示の解決は、再起動→抜き差し→別端末/別SIM検証→設定・キャリア確認の順で切り分けるのが近道。改善しない・物理破損の疑いがある場合は、無理な自己修理は避けて専門店へ。町田駅近の当店なら、即日診断・データそのまま修理で安心です。