強化ガラスフィルムを剥がした直後、「タッチの反応が鈍い」「スワイプが効かない」「一部の範囲だけ動かない」といった症状が起こることがあります。これは単なる偶然ではなく、スマホの構造上の要因や剥がし方に関連しています。特に静電容量式タッチパネルは繊細で、微弱な電気変化で誤作動を起こしやすいのです。
冬場や乾燥した環境では、フィルムを勢いよく剥がす際に静電気が発生します。この放電がタッチセンサーの信号ラインに干渉すると、一時的に認識不良を起こすことがあります。帯電を防ぐには、剥がす前に金属に触れて放電し、ゆっくりと角から剥がすのがポイントです。
強化ガラスの接着面にはシリコン系の粘着層があり、剥がし方によっては画面上に薄い糊膜が残る場合があります。これが静電容量センサーの反応を鈍らせ、タップズレや遅延を引き起こします。アルコール含有のクリーナーやマイクロファイバークロスで優しく拭き取ると改善するケースが多いです。
長期間フィルムを貼っていた端末では、フィルムの厚みによって画面全体にわずかな応力がかかっています。剥がすことでこのバランスが崩れ、一時的にガラスパネルがわずかに変形し、センサー位置のズレを招く場合があります。時間の経過とともに自然回復することもありますが、圧迫や衝撃を与えると悪化する可能性もあるため注意が必要です。
タッチ不良を感じたときにすぐできるのは、再起動と画面の再清掃です。再起動によって一時的な静電干渉がリセットされることがあります。また、糊残りを除去する際は研磨剤入りクリーナーやウェットティッシュの使用は避けてください。ディスプレイコーティングを傷つける原因になります。
拭き取りや再起動でも改善しない場合、内部のタッチICチップやディスプレイコネクタの接触異常が疑われます。この場合は分解点検が必要になるため、自己判断での分解は危険です。町田駅近くの当店では、タッチパネルや液晶の診断をデータそのまま・即日対応で行っています。
リペアフォース町田店
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