スマホ修理コラム
スマホを長く使っていると、最初に気になりやすいのが「バッテリーの減り」です。朝100%まで充電したのに夕方までもたない、動画やゲームを少し使っただけで残量が大きく減る、モバイルバッテリーが手放せない。このような症状は、リチウムイオン電池の劣化によって起こることがあります。
スマホのバッテリーは消耗品のため、使っていれば必ず少しずつ劣化します。しかし、日頃の使い方を少し見直すだけで、劣化のスピードを抑えやすくなります。この記事では、リチウムイオン電池の寿命を延ばすために意識したいポイントを、修理店目線でわかりやすく解説します。
スマホに使われているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで少しずつ性能が落ちていきます。新品の頃は長時間使えていたスマホでも、1年、2年と使ううちに最大容量が低下し、同じ100%表示でも実際に使える時間が短くなっていきます。
劣化の原因はひとつではありません。充電回数、使用時間、発熱、満充電状態の継続、過放電、充電器やケーブルの品質など、さまざまな要素が関係しています。
つまり、バッテリー寿命を延ばすには「充電しないこと」ではなく、「負担の少ない使い方を続けること」が大切です。
リチウムイオン電池の寿命を延ばすうえで、もっとも意識したいのが「熱」です。スマホのバッテリーは高温に弱く、熱い状態が続くと劣化が進みやすくなります。
特に注意したいのは、充電しながらゲームをする、動画を長時間見る、ナビを使い続ける、炎天下の車内に置く、直射日光が当たる場所で充電する、といった使い方です。充電による熱と使用による熱が重なると、本体内部の温度が上がり、バッテリーに大きな負担がかかります。
スマホが熱いと感じた時は、充電を止める、ケースを外す、アプリを閉じる、涼しい場所に移動するなど、自然に熱を逃がすことが大切です。冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やすと、内部結露のリスクがあるため避けましょう。
スマホを充電しながら使うこと自体が、すぐに故障につながるわけではありません。しかし、長時間のゲーム、動画視聴、ライブ配信、ビデオ通話などを充電しながら続けると、発熱しやすくなります。
バッテリーは充電中にも熱を持ちます。その状態で重い処理を行うと、さらに熱が発生します。この状態が毎日のように続くと、バッテリーの劣化が早まりやすくなります。
どうしても充電しながら使う場合は、画面の明るさを下げる、不要なアプリを閉じる、ケースを外す、長時間連続で使わないなど、熱をためない工夫をしましょう。
「常に100%にしておく方が安心」と考える方も多いですが、リチウムイオン電池にとって満充電状態が長く続くことは、あまり理想的ではありません。
最近のスマホには充電制御機能が搭載されている機種もありますが、毎日長時間100%付近を維持する使い方は、バッテリーへの負担につながることがあります。
もちろん、100%まで充電してはいけないという意味ではありません。外出前や必要な時に満充電にするのは問題ありません。ただし、寝る前から朝まで常に充電器につなぎっぱなし、使っていない端末を満充電のまま長期保管、といった使い方は避けた方が安心です。
反対に、バッテリーを0%まで使い切る習慣もおすすめできません。昔の電池では「使い切ってから充電した方がよい」と言われることもありましたが、現在のスマホに使われるリチウムイオン電池では、極端な過放電は負担になります。
残量が0%になって電源が落ちる状態を何度も繰り返すと、バッテリーへの負担が増えます。また、長期間0%のまま放置すると、再充電できなくなるケースもあります。
日常的には、残量が20%前後になったら充電を検討するくらいが扱いやすい目安です。神経質になりすぎる必要はありませんが、「毎回0%まで使い切る」は避けた方がよいでしょう。
バッテリー寿命を考えるうえで、充電器やケーブルの品質も大切です。極端に安いもの、メーカー不明のもの、断線しかけているもの、端子が曲がっているものを使い続けると、充電が不安定になることがあります。
充電中にケーブルや端子部分が異常に熱くなる、角度によって充電が切れる、充電スピードが極端に遅い、抜き差しの感触がゆるい場合は注意が必要です。
充電不良はバッテリー劣化だけが原因とは限りません。充電口にホコリが詰まっていたり、内部端子が摩耗していたり、ケーブル側に問題があることもあります。無理に使い続けると、充電口の破損につながる場合もあります。
機種変更後のスマホを予備機として保管する場合も、バッテリー管理が重要です。使わないからといって0%のまま放置すると、過放電によって起動しなくなる可能性があります。
逆に100%のまま長期保管するのも、バッテリーへの負担になりやすいです。しばらく使わないスマホは、ある程度充電を残した状態で、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。
数か月に一度は電源が入るか確認し、必要に応じて少し充電しておくと安心です。サブ機や予備端末として残す場合ほど、保管中のバッテリー劣化に注意しましょう。
どれだけ丁寧に使っていても、バッテリーは消耗品です。長年使っていれば、いずれ交換時期が来ます。大切なのは、劣化サインを早めに見つけることです。
充電の減りが早い、突然電源が落ちる、残量表示が不安定、充電中に熱くなる、画面が浮いている、本体が膨らんでいる、モバイルバッテリーが手放せない。このような症状がある場合は、バッテリー劣化が進んでいる可能性があります。
特に本体の膨らみや画面浮きがある場合は、バッテリー膨張の可能性があります。そのまま使い続けると、画面破損や内部部品への圧迫につながることもあるため、早めの点検がおすすめです。
リチウムイオン電池の寿命を延ばすには、特別なことをする必要はありません。大切なのは、熱を避けること、極端な満充電や過放電を避けること、充電しながらの高負荷使用を控えること、品質の良い充電器やケーブルを使うことです。
バッテリーは消耗品ですが、使い方によって劣化の進み方は変わります。毎日の小さな習慣を見直すことで、スマホをより長く快適に使いやすくなります。
もし「最近電池の減りが早い」「発熱が増えた」「画面が浮いている」「モバイルバッテリーがないと不安」という状態であれば、バッテリー交換や点検を検討するタイミングかもしれません。
リペアフォース秋葉原店では、スマホのバッテリー交換、充電口の点検、充電不良、発熱、バッテリー膨張などのご相談を承っております。
「まだ使えるけど電池持ちが悪い」と感じたら、早めの点検がおすすめです。
店舗名:リペアフォース秋葉原店
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