カメラがピントを合わせない時の対処法
2025.10.07
町田店
カメラがピントを合わせない?原因と自分でできる対処法
「ぼやける」「合焦が遅い」「勝手に背景にピント」— 原因を見極め、最短で直す手順を解説
STEP 0まずは症状の切り分け
ピントトラブルは「ソフト」「環境」「ハード」のどこに原因があるかで直し方が変わります。まず次を確認しましょう。
① どのカメラで起きる?
広角だけ/望遠だけ/インカメのみ等、特定レンズに限定されるならハード要因濃厚。
② すべてのアプリで?
純正カメラはOKでSNS内カメラだけNGはアプリ要因の可能性。
③ 条件依存?
暗所・近接・動体でのみボケるなら環境・使い方調整で改善しやすい。
④ 物理ダメージの有無
落下直後から合焦不能/ジジッと鳴る等はOIS(手ブレ補正)やAFモーター不良の疑い。
STEP 1今すぐできるクイック対処
- アプリの再起動:マルチタスクからカメラアプリを一度終了 → 再起動。
- 端末の再起動:メモリ断片化や一時的なセンサー不調を解消。
- ケース・磁気の確認:強力マグネット内蔵アクセサリはOIS/AFへ悪影響。撮影時は外す。
- レンズ面の拭き取り:皮脂や指紋、曇りはAFの迷いの大半を占めます(後述の正しい拭き方参照)。
- 距離を変える:AFの合焦範囲外(最短撮影距離未満)だと永遠に合いません。2〜3cm後ろへ。
ワンポイント:画面を長押しで「AE/AFロック」。意図した被写体に固定でき、背景へ引っ張られるのを防げます。
STEP 2レンズ・センサーのクリーニング
レンズの曇り・微細な油膜・ほこりはコントラストを下げ、AFが迷う大きな原因です。
正しい拭き方
- ブロアーまたは息を吹きかけずに乾いたホコリを飛ばす(水分はシミの原因)。
- マイクロファイバーに微量のレンズクリーナーを含ませ、中心から円を描くように拭取る。
- 水滴・結露がある場合は、ティッシュを押し当てて吸い取る→最後にマイクロファイバーで仕上げ。
やってはいけないこと
- 服の裾やキッチンペーパーでゴシゴシ(微細傷)
- アルコール高濃度を直接噴霧(防汚コート劣化・侵入リスク)
- ケースのフチに砂が溜まったまま装着(擦り傷で白霞み)
当店の豆知識:カメラ周りにもガラスコーティングを行うと、皮脂や汚れが落ちやすく、曇り戻りを抑えられます(描写に影響しない薄膜)。
STEP 3設定と撮影操作の見直し
近接・マクロ領域のコツ
- 被写体にもう一度タップして明示的にAFターゲットを指示。
- 最短撮影距離を超えるように、2〜5cm後退→必要なら撮影後にクロップ。
- 端末によってはマクロ自動切替をON/OFFで挙動が改善。
暗所・動体のコツ
- 光量不足ではAFが迷います。被写体に光を足す/露出を下げると合焦しやすい。
- 手ブレはAF失敗の元。脇を締め、息を止め、複数枚撮る。
- 動く被写体は連写や動画からの切り出しで成功率UP。
手ブレ補正(OIS)と磁気アクセサリ
強力マグネットのリング・グリップ・車載ホルダーは、OISの可動部に影響してAFがガタつくことがあります。撮影時は外しましょう。
基本設定チェック
- カメラ設定をリセット(保存先・グリッド等は再設定)。
- ストレージ空き容量を10%以上に確保(バッファ不足でカクつき→AF遅延)。
- 焦点が暴れるときはAE/AFロックの活用(画面長押し)。
STEP 4環境要因(光・距離・温度)の影響
- 逆光・強い点光源:フレア・ゴーストでコントラスト低下。角度を変える、手でハレ切り。
- 高温・低温:センサー保護のため性能制御→AF遅延。発熱時はスマホを休ませる。
- 透明・鏡面・無地:コントラスト不足でAFが迷う。ラベルやエッジなどコントラストのある部分にタップ。
STEP 5アプリ・ソフト側のトラブル
- カメラアプリのキャッシュ削除(設定→アプリ→カメラ)。
- 問題が出るSNSアプリは最新版へ更新、改善がなければ再インストール。
- セーフモードで起動し、他アプリ干渉がないか確認。
- OSアップデート後に悪化した場合は、設定リセットや一時的な回避策で様子見。
STEP 6ハード故障が疑われるサイン
- 落下後から常時ボケ/焦点が無限に行き来する。
- 撮影時にカタカタ音(OISユニット不調)や、ジジッという異音。
- 広角はOKだが望遠のみNG/インカメだけNG(個別モジュール故障)。
- レンズガラスのヒビ・割れ・曇りが目視できる。
これらはカメラモジュール・レンズカバー・フレックスケーブルなどの交換で改善します。放置すると動画の手ブレや日常撮影にも支障が出るため、早めの診断がおすすめです。
STEP 7修理に出す目安と当店の流れ
| 症状 |
まず試すこと |
修理目安 |
| 落下後から常時ピンボケ |
レンズ清掃/ケース・磁気除去/再起動 |
カメラモジュール交換が有力 |
| 特定レンズのみNG |
アプリ差・設定リセット確認 |
該当レンズ(望遠/超広角等)の部品交換 |
| 曇り・白霞み |
正しく清掃/乾燥 |
レンズカバー交換や内部清掃 |
| 異音を伴う合焦不良 |
磁気アクセ外す・再起動 |
OIS/AF機構不良の可能性大 |
ご相談〜お渡しまで
- 無料診断:症状の再現確認・ソフト切り分け・外観チェック。
- お見積り:部品・作業時間をご案内。データは原則そのまま。
- 修理:動作・描写の最終チェックを経てご返却。
FAQよくある質問
Q. ケースの縁が映り込むとピントが迷いますか?
A. 厚みのあるケースでレンズ周りを部分的に覆うと、光の回り込みやケラれでAFが迷うことがあります。撮影時に外すか、対応ケースを選びましょう。
Q. 撮影面が濡れていると合焦しづらい?
A. 水滴はコントラスト低下と誤検出の原因。拭き取り→乾燥→仕上げ拭きの順で対応しましょう。
Q. コーティングでピントは良くなりますか?
A. 直接AF精度が上がるわけではありませんが、汚れ付着を減らし清掃しやすくなるため、結果として合焦の安定に寄与します。
リペアフォース町田店
〒194-0013 東京都町田市原町田4-11-13 天野ビル4F Oashis店内
営業時間:9:00〜18:00(最終受付17:30)
※土日・祝日は入口が閉まっているため、来店時は店舗電話番号にご連絡ください。スタッフがお迎えします。
電話:050-3092-0036
データそのまま・最短当日対応
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