【Attention】イヤホンを抜いても音が出ない！その症状とは？

「イヤホンを外したのに、動画や音楽の音が本体から出ない」「着信音だけ鳴らない」「通話は聞こえるのにアプリだけ無音」など、症状の出方はさまざまです。共通しているのは音の出力先が正しく切り替わっていないこと。設定・ソフト・ハードのいずれかで切り替えが滞っている可能性があります。

【Interest】なぜ起こる？考えられる原因3つ＋α

1) 物理的な検出スイッチの固着・誤検出

イヤホンジャック搭載機種では、内部の検出スイッチがホコリ・皮脂・水分などで誤作動し、「常にイヤホンが刺さっている」判定のままになることがあります。USB-C／Lightningでも、端子基板上の検出回路が腐食・劣化して切り替え不良を起こすケースがあります。

2) Bluetoothの“つなぎっぱなし”

ワイヤレスイヤホンやスピーカーが近くにあると、自動再接続で出力がそちらに送られていることがあります。ケースに戻していても、片側だけ接続中というケースも多いです。

3) ソフトウェア設定・一時的な不具合

コントロールセンター／クイック設定の出力先設定ミス、集中モードやアプリのミュート、OSの一時バグなどが原因の場合もあります。

＋α スピーカー自体の故障

落下や湿気でスピーカーが破損・導通不良になるケースも。メッシュ詰まりで音圧が極端に下がることもあります。

【Desire】自分でできる対処法（安全第一の手順）

以下はデータを消さずに試せる基本の切り分けです。上から順に確認してみましょう。

1. 出力先を確認：コントロールセンターや音量パネルで「この端末」を選択。
2. BluetoothをOFF：完全に無効にして再生確認。
3. 音量・サイレント確認：メディア音量・着信音量を個別に上げ、スイッチ解除。
4. 集中モード解除：通知制限も一時的にオフ。
5. 再起動：一時キャッシュのリセット。
6. 端子清掃：電源OFF→木製つまようじやブロワーでやさしく異物除去。
7. 自然乾燥：濡れた場合は通電せず放置。ドライヤー直風はNG。
8. 設定リセット：「すべての設定リセット」で改善することも。

やってはいけないNG対応

• 金属工具で端子を突く：ピン破損や基板ショートの危険。
• アルコールを流し込む：樹脂部やゴムが劣化します。
• ドライヤー・ヒーター乾燥：内部腐食やバッテリー膨張の原因。

【Action】改善しない時は？修理の流れと目安