黒いシミの“正体”と見分け方

• インク状の広がり：ランダムな形で拡大。周囲が紫/緑にじむことも。
• 黒点や縦筋の併発：液晶割れや配線ダメージで線（ライン）も出やすい。
• タッチは反応する場合がある：表示だけ壊れていて操作は可能なことも。

主な原因は「落下・圧迫・水分・フレーム歪み」

1) 落下・打撃

2) ポケット圧迫・荷重

3) 水没・湿気侵入

4) フレームの歪み

絶対にやってはいけないこと

• 強く押す・もみほぐす：一気に悪化します。圧迫は禁物。
• ドライヤー加熱：熱膨張で層が広がり、他部位の接着も弱くなる恐れ。
• 画面圧のかかる保護ガラス・バンパーを付けたまま運用：拡大の原因。
• 自己分解：ケーブル破損・防水低下・静電破壊による二次被害のリスク。

自分でできる“今すぐ”の対処

1. 圧を避けて保護：ケースを外し、柔らかな面に置く。持ち運びは画面を上。
2. 発熱を避ける：高負荷アプリ/充電しながらの使用は控える。
3. バックアップ：iPhoneは設定 > 自分の名前 > iCloud > iCloudバックアップ、Androidは設定 > Google > バックアップ等から。
4. 外部表示の準備（必要に応じて）：Type-C/Lightning → HDMIアダプタやPCミラーリングで、表示不能時のデータ退避に備える。

修理が必要なサインと当店での対処

• シミが拡大中／縦横ラインが増える
• タッチ暴走や反応ムラが出る
• 表示が部分的に真っ暗、通知音は鳴る
• 水没歴・フレーム曲がりが疑われる

当店の主な対処

• 画面ユニット交換（液晶/OLED一体）：表示とタッチを同時に改善。
• フレーム点検・矯正：曲がりが強い場合は筐体修正や案内。
• 水分・腐食処置：水没が疑われる場合は分解洗浄・乾燥。
• データは基本そのまま：初期化不要の方針でご案内（状況により異なる）。

修理の流れ・時間・費用目安

ご来店〜お渡しまで

1. 受付/ヒアリング（5–10分）：発生状況・水没歴・落下有無を確認。
2. 外観/フレーム/基板リスク点検（10–20分）：拡大の可能性を診断。
3. 画面ユニット交換（30–90分）：機種によって変動。
4. 表示/タッチ/近接/True Tone等の動作確認（10分）。
5. お渡し：今後の扱いと再発防止を説明。

費用の目安（機種・在庫・状態で変動）

• iPhone系：税込 ¥9,800〜¥39,800
• Android（Pixel/Xperia/Galaxy等）：税込 ¥12,800〜¥49,800

※重度のフレーム歪み・水没腐食がある場合は別途作業やご案内が必要です。実機拝見後にお見積りします。

再発防止のコツ

• 後ろポケット厳禁：座圧・曲げ圧はインク漏れの大敵。
• 硬すぎる保護ガラスに注意：縁圧が強い製品は相性を確認。
• 発熱と圧迫の同時発生を避ける：充電しながらの圧迫保管はNG。
• 防水機でも水際使用は慎重に：経年でシールは劣化します。
• ケースは適度なクッション性：角打ち保護を重視。

リペアフォース町田店

よくある質問

Q. 黒いシミは放置するとどうなりますか？

A. 多くは拡大します。タッチ誤作動や表示不能が広がる前に診断を。

Q. データは消えますか？

A. 画面交換は通常初期化不要です。状態により変わるため受付時にご案内します。

Q. 画面にひびが無いのにシミが出ました。

A. 内部の液晶層や配線が損傷している可能性があります。外観無傷でも発生します。

Q. 保証や耐水は維持されますか？

A. メーカー保証は改造扱いになる場合があります。当店での作業保証は別途ご案内します。