症状の特徴（まずここを確認）

スマホのタッチは、画面表示（LCD/有機EL）とは別体の「タッチパネル（デジタイザ）」が入力を検出し、基板のタッチICへ送っています。一部だけ効かない場合は、パネル側の行列のどこかで信号が遮断・劣化しているケースが多いです。

• 上端/下端だけ反応しない（通知やキーボードが押しづらい）。
• 縦や横に帯状の不感帯がある（一本線〜数センチ幅）。
• 一部でゴーストタッチが併発（触っていないのに反応）。

主な原因

1) デジタイザ（タッチパネル）の微細断線・クラック

2) 画面ユニットのコネクタ浮き・接触不良

3) 水濡れ・湿気による劣化

4) フレームの歪み・局所圧

5) 保護ガラス/フィルムの相性・浮き

6) ソフトウェア要因（稀）

自分でできるチェックリスト

• 保護ガラス/フィルムを外す…縁の浮き・厚み干渉の除外。
• 再起動＆セーフモード…常駐アプリのオーバーレイ影響を除外。
• 表示サイズ・ジェスチャーを初期値へ…予約領域の干渉を回避。
• 診断アプリ/テスト画面で格子を指で塗り、欠ける帯の位置と幅を記録。
• ケースを外す…フレーム圧を軽減。
• 乾燥…湿気や軽度水濡れ疑いは電源OFFで自然乾燥（※熱風はNG）。

注意：強い圧迫・ねじり・画面押し込みは悪化要因。分解や洗浄は専門作業です。

修理が必要なサイン

• 同じ帯・同じ位置で毎回再現（アプリを変えても変化なし）。
• 再起動/フィルム除去/時間経過でも改善せず、徐々に悪化。
• ゴーストタッチや誤反応が併発している。
• 直近で落下・水濡れ・圧迫の事実がある。

当店での対応と所要目安

1. 診断：タッチテスト、外観/歪み、水濡れ痕、コネクタ状態を確認。
2. 作業提案：画面交換／コネクタ調整／洗浄など最小限のプランをご提案。
3. 作業：静電対策・防塵で実施。必要に応じ仮付けで全域タッチ確認。
4. 仕上げ：表示・タッチ・近接・指紋/FaceIDなどを最終点検。

即日対応OK：在庫があれば当日お返し可能です。まずは在庫をご確認ください。

再発予防のコツ

• 厚すぎない保護ガラスを正しく貼る（縁浮き防止）。
• 後ろポケット持ち歩きを避ける（座圧・曲げ対策）。
• 磁力の強いアクセサリとの干渉を避ける。
• 防水機種でも水濡れ前提で使わない（パッキン劣化に注意）。
• 画面縁に力が集中しにくいケースを選ぶ。

よくある質問

Q1. 一部だけ効かないのは設定の問題ですか？

Q2. データは消えますか？

Q3. 放置しても大丈夫？