目次
気になる項目から読めます
- iOS 26.3は何が変わった?全体像
- Transfer to Android:iPhoneからAndroidへの移行が簡単に
- 天気壁紙:ロック画面のカスタマイズがわかりやすく
- 正確な位置情報の制限:キャリア提供の位置情報を抑える
- EU限定:Notification Forwarding(通知転送)のテスト
- EU限定:近接ペアリング(ワンタップ接続)
- 未発表M5チップ記述:M5 Max / M5 Ultraの話題
- セキュリティアップデート:今すぐ更新したい理由
- 修理店目線:アップデート前後で増える相談と対策
- 安全にアップデートする手順(チェックリスト)
- 対応機種と今後の予定(iOS 26.4)
iOS 26.3は何が変わった?全体像
iOS 26.3は、日常の使い勝手と安全性を上げる「実務型アップデート」です。 新機能としてはAndroidへの移行が簡単になり、ロック画面では天気壁紙が使いやすく整理されました。さらに一部機種ではキャリア側への位置情報の精度を下げる設定が追加され、EUでは規制対応としてウェアラブル関連の変更が進んでいます。加えて、複数の脆弱性修正が入り、アップデートの重要度は高めです。
修理店に相談が増えるのは、OS更新で「端末が壊れた」わけではなく、更新をきっかけに潜んでいた弱点が表に出るケースが多いからです。 たとえばバッテリーが劣化している端末は、更新後の再インデックスやバックグラウンド処理で発熱しやすく、体感として電池持ちが急に悪化したように感じます。 またストレージがギリギリの端末は、更新時の一時ファイルで容量不足になり、動作が重くなることがあります。
POINT アップデート=故障ではないが、端末状態は反映される
OS更新は「負荷のかかるイベント」です。バッテリー・ストレージ・基板の状態が弱っていると、更新を境に不調が目立ちやすくなります。 iOS 26.3の内容を理解しつつ、更新前に最低限の準備をしておくのが安全です。
Transfer to Android:iPhoneからAndroidへの移行が簡単に
iOS 26.3では、iPhoneユーザーがAndroidスマートフォンへ移行しやすくなる「Transfer to Android」が導入されました。 操作の流れはシンプルで、移行先のAndroid端末をiPhoneの近くに置き、案内に従って接続することで移行プロセスを開始できます。 これまでのように別アプリを探して入れる手間が減り、乗り換えの心理的ハードルを下げる方向の改善です。
移行で選択できる項目は、代表的に次のようなものが挙げられています。
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1写真・メッセージ・メモなどの基本データ日常で重要度の高いデータが対象です。
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2アプリ情報・パスワード・電話番号など再設定の手間を減らす方向の設計です。
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3追加アプリ不要で開始できる移行準備が簡略化され、トラブル時の切り分けもしやすくなります。
注意 転送されない項目もある
ヘルスケアデータ、Bluetoothでペアリングされたデバイス情報、ロックされたメモなどの保護対象項目は新端末に転送されません。 乗り換え前に「どこまで移るか」を理解しておくと、移行後の困りごとが減ります。
修理店としてよく見るのは、乗り換え直前の端末が「画面割れ」「充電不安定」「バッテリー膨張気味」なのに無理して移行作業を進めてしまうパターンです。 移行中に端末が落ちたり再起動を繰り返すと、データが一部欠けたり、移行が途中で止まる原因になります。 端末状態に不安がある場合は、移行前に最低限の安定化(バッテリー点検、充電口の清掃や修理、ストレージ整理)をしてから進めるのが安全です。
天気壁紙:ロック画面のカスタマイズがわかりやすく
iOS 26.3では、ロック画面のカスタマイズに「天気」壁紙セクションが新設されました。 従来は「天気」と「アストロノミー」が同じまとまりでしたが、天気が独立カテゴリとして整理され、探しやすくなっています。
また、時間表示のフォントや天気ウィジェットの配置が異なる複数のプリセットが用意され、天気壁紙の使い方が具体的に選べるようになりました。 毎日ロック画面で天気を確認する人にとって、見やすさが上がるアップデートです。
修理目線 表示の乱れはパネル不良と区別する
アップデート後に「文字がにじむ」「表示がチラつく」と感じる場合、設定や壁紙の影響で起きることもあります。 一方で、同じ位置に色ムラや線が出るならパネル不良の可能性が高いです。 まずは壁紙変更や再起動で確認し、それでも改善しない場合は画面点検をおすすめします。
正確な位置情報の制限:キャリア提供の位置情報を抑える
iOS 26.3では、対応キャリア向けに「Limit Precise Location(正確な位置情報の制限)」が追加されました。 これはアプリの位置情報ではなく、モバイルネットワーク側で扱われる位置情報の精度を下げる方向の設定です。 通信事業者が得られる情報を、住所レベルの詳細から地域レベルに近い範囲へ抑えることが目的とされています。
対象 C1 / C1Xモデム搭載機種のみ
この機能はApple C1 / C1Xモデム搭載機種で有効です。対象として、iPhone 16eおよびiPhone Airが挙げられています。 対応キャリアでなければ設定が見当たらない、または有効化できない場合があります。
設定手順は次の流れです。オンオフの切り替え後は再起動が必要です。
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1設定を開くトップ画面の設定アプリから開始します。
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2モバイル通信を選択通信に関する項目へ進みます。
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3モバイルデータ通信のオプション詳細設定に入ります。
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4正確な位置情報の制限をオン切り替え後、端末を再起動します。
修理目線 位置情報が変になったときの切り分け
位置情報トラブルの多くは、GPSアンテナや基板故障ではなく、設定・キャリア・電波状況の組み合わせで起きます。 アップデート直後に地図がずれる、ナビが迷うと感じる場合は、まず再起動、位置情報のオンオフ、機内モード切り替えを試し、 それでも改善しない場合にハード故障を疑う流れが安全です。
Notification Forwarding(通知転送):サードパーティ製ウェアラブルへ
iOS 26.3のベータ版では、iPhoneで受信した通知をAndroidスマートウォッチなどのサードパーティ製ウェアラブルへ転送する 「Notification Forwarding(通知転送)」がテストされました。これはEUの規制対応として進められている変更で、EU限定の扱いです。 なお、この機能はiOS 26.4まで延期される可能性が高いとされています。
仕様 通知は一度に1台だけ
通知は一度に1台のデバイスにしか転送できないため、サードパーティ製ウェアラブルで通知転送を有効にすると、 Apple Watchは通知を受け取れなくなる挙動になります。使い分けを考えた設定が必要です。
修理店では「通知が来ない」という相談が頻繁にありますが、原因は故障よりも設定が多いです。 通知転送のように挙動が変わる機能は、アップデート直後に戸惑いが出やすいポイントです。 通知が消えたと感じたら、通知設定、集中モード、Bluetooth接続先、転送先デバイスの設定を順に確認すると解決が早いです。
近接ペアリング:ワンタップで接続しやすく
iOS 26.3のベータ版では、EU向けにサードパーティ製ウェアラブルでも近接ペアリングを使える変更が追加されました。 これにより、ヘッドフォンやスマートウォッチなどのデバイスをiPhoneやiPadに近づけるだけで、 AirPodsのようなワンタップ操作でペアリングしやすくなります。
修理目線 接続不良はBluetooth故障と決めつけない
近接ペアリングの導入で、接続フローが変わると「急に繋がらない」と感じることがあります。 まずはペアリング情報の削除、Bluetoothのオンオフ、再起動、OS更新状況を確認し、それでも改善しない場合に アンテナや基板の点検を検討するのが安全です。
未発表M5チップ記述:M5 Max / M5 Ultraが示唆
iOS 26.3のRC版には、未発表と見られるM5 MaxおよびM5 Ultraチップに関する記述が含まれていたと報じられています。 これは今後のMac製品に搭載される可能性を示すもので、正式発表前の段階ながら注目されるポイントです。
スマホ修理の現場では直接関係がないように見えますが、AppleがハードウェアとOSの連携を深めるほど、 OS更新が「端末の性能差」をより表に出す傾向があります。 古い端末ほど負荷を感じやすくなるため、バッテリーやストレージの余裕を作るメンテナンスが大切です。
セキュリティアップデート:今すぐ更新したい理由
iOS 26.3では数十件規模のセキュリティ脆弱性が修正されています。 中でもdyld(ダイナミックリンクエディタ)の脆弱性は、任意コード実行につながる可能性があるとされ、 過去バージョンで標的型の高度な攻撃に利用された可能性が示されています。
要点 便利機能より先に安全性が主目的
セキュリティ修正は、目に見える新機能より地味に感じますが、被害を避けるために重要です。 とくに業務用端末や、家族写真・決済・認証アプリを使う端末は、更新を後回しにしない方が安心です。
そのほかにも、CoreAudio、Game Center、メッセージ、写真アプリなど複数の領域で修正が入っています。 攻撃は「最新の穴」だけでなく「公表された穴」を狙うことも多いため、更新が推奨されています。
修理店目線:アップデート前後で増える相談と対策
iOS更新のタイミングで増える相談には、傾向があります。原因が「故障」なのか「設定・状態」なのかを切り分けると、 余計な不安や時間を減らせます。
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Aバッテリーの減りが早い、発熱する 更新後のバックグラウンド処理で一時的に増えることがあります。 ただし劣化バッテリーは負荷に弱く、発熱や急減りが顕著になります。
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B動作が重い、アプリが落ちる ストレージ不足や、アプリ側の更新待ちが原因のことがあります。 容量に余裕がない端末は更新の失敗やループのリスクも上がります。
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C通知が来ない、Bluetoothが不安定 集中モード、通知設定、接続先の切り替えで起きやすいです。 EU関連の変更は設定の理解がより重要になります。
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D充電が不安定になった 更新とは無関係で、充電口の汚れや摩耗が限界に近いことがあります。 更新作業中に充電が途切れるとトラブルが増えるため、先に点検がおすすめです。
当店でできること 状態確認と原因の切り分け
バッテリー状態チェック、発熱の原因確認、ストレージ整理のアドバイス、設定確認、充電口やスピーカーの点検など、 「故障ではないが困っている」系の相談も対応しています。 端末の状態を整えてからアップデートすると、結果的にトラブルが減ります。
安全にアップデートする手順(チェックリスト)
iOS 26.3はセキュリティ修正が多く、更新推奨度は高いです。 一方で、更新に失敗すると復旧に時間がかかるため、次のチェックをしてから進めるのが安心です。
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1バックアップを取るiCloudまたはPCでバックアップ。写真やLINEなど大事なデータは二重にしておくと安心です。
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2空き容量を確保更新には一時的に容量が必要です。不要アプリや動画を整理し、余裕を作ります。
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3充電を安定させる可能なら満充電に近い状態で開始。充電口が不安定なら先に点検が安全です。
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4Wi-Fi環境で実施通信が不安定だと失敗リスクが上がります。安定した回線で行います。
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5更新後は一度再起動細かな不具合や通知のずれは再起動で改善することがあります。
補足 更新直後の電池減りは一時的な場合がある
更新直後は写真解析や検索の再構築などが走り、数時間から半日程度、電池の減りが早いことがあります。 ただし2日以上続く、発熱が強い、急に電源が落ちる場合は、バッテリー劣化や別要因の可能性があります。
対応機種と今後の予定(iOS 26.4)
iOS 26.3は、iOS 26をサポートするすべてのiPhoneで利用可能とされています。 目安としてはiPhone 11以降が対象です。機種によって使える機能が異なり、たとえば「正確な位置情報の制限」は Apple C1 / C1Xモデム搭載機種に限定されます。
次のアップデートであるiOS 26.4については、最初のベータ版が近い時期に提供される見込みです。 EU関連機能の動向や、通知転送の扱いなどは今後も変化する可能性があるため、更新情報を確認しながら運用すると安心です。
アップデート後の不調、修理が必要か迷ったらご相談ください
バッテリーの急減り、発熱、動作の重さ、通知トラブル、充電不安定などは「設定」だけで直ることもあれば、 パーツ劣化が原因のこともあります。原因の切り分けから対応します。
土日・祝日は入口が閉まっているため、ご来店時は店舗電話番号にご連絡ください。お迎え対応いたします。
店舗情報|リペアフォース町田店
記事内容は公開時点の情報をもとに整理しています。OSや機能は地域・機種・キャリアにより表示や挙動が異なる場合があります。 不安がある場合は、更新前の点検や設定確認からご相談ください。