スマホ修理コラム
「乾燥剤に入れれば復活する」は、半分正解で半分危険な考え方です。
スマホを水に濡らしてしまった時、「乾燥剤と一緒に袋へ入れておけば直る」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 たしかに乾燥剤には湿気を吸収する働きがあります。 しかし、スマホ内部に入り込んだ水分や汚れ、腐食の原因まで取り除けるわけではありません。
一時的に電源が入ったとしても、内部に水分や不純物が残っていると、あとから画面不良、充電不良、スピーカー不良、カメラ不良、基板故障などが起きることがあります。 つまり、乾燥剤は「応急処置の一部」にはなっても、「修理」ではありません。
乾燥剤で表面上は乾いたように見えても、内部の水分・サビ・腐食・ショートのリスクは残る場合があります。
スマホの中には、基板、コネクタ、バッテリー、カメラ、スピーカー、マイク、充電口など、非常に細かい部品が詰まっています。 水分が入り込むと、これらの部品のすき間やコネクタ周辺に残りやすくなります。
乾燥剤は空気中の湿気を吸うものですが、スマホ内部の奥深くに入り込んだ水分を確実に吸い出せるわけではありません。 さらに、雨水、飲み物、海水、お風呂の水、洗剤を含んだ水などには不純物が含まれているため、水分が乾いても成分が内部に残ります。
この残った成分が、時間の経過とともに腐食やサビの原因になります。 そのため「乾いたから大丈夫」と判断するのは危険です。
水没後に乾燥剤へ入れて、数時間後または翌日に電源が入ると「直った」と思ってしまいがちです。 しかし、水没トラブルで怖いのは、直後ではなく数日後から症状が出ることです。
例えば、最初は普通に使えていたのに、数日後に充電できなくなる、画面に線が入る、タッチが効かない、音が出ない、カメラが曇る、突然電源が落ちるといった症状が出ることがあります。 これは内部で腐食が進んだり、コネクタ部分に不具合が出たりするためです。
水没後にやってしまいがちな行動の中には、故障を悪化させるものがあります。
特に充電は非常に危険です。 内部に水分が残った状態で通電すると、ショートが起きる可能性があります。 また、ドライヤーの熱風はバッテリーや画面、接着部分にダメージを与えることがあります。
電源を切る、充電しない、ケースを外す、表面の水分をやさしく拭き取る、SIMトレーを外せる場合は外す、そして早めに修理店へ相談することが大切です。
乾燥剤を使うこと自体が必ず悪いわけではありません。 修理店に持ち込むまでの間、密閉袋にスマホと乾燥剤を入れておくことで、表面や周辺の湿気を抑える助けになる場合はあります。
ただし、それで完全に直ったと判断して使い続けるのはおすすめできません。 乾燥剤は内部洗浄や腐食除去の代わりにはならないため、水没後はできるだけ早く内部点検を受けることが重要です。
水没修理では、端末を分解して内部に水分や腐食がないかを確認します。 必要に応じて基板やコネクタ周辺の洗浄、乾燥、部品交換などを行います。
水没の状態は端末ごとに大きく異なります。 少し濡れただけに見えても内部まで水分が入っていることもあれば、逆に早めの処置で復旧できるケースもあります。 大切なのは、自己判断で使い続けず、早い段階で状態を確認することです。
これらは水没後によく見られる症状です。 ひとつでも当てはまる場合は、内部で不具合が進んでいる可能性があります。
「乾燥剤でスマホが直る」という話は、完全に間違いとは言えません。 しかし、乾燥剤でできるのはあくまで湿気を吸う補助的な役割です。 内部に残った水分、不純物、腐食、ショートのリスクまで解決できるわけではありません。
水没後に一時的に復活しても、数日後に故障が出るケースは少なくありません。 大切なデータや端末を守るためにも、水没後は乾燥剤だけに頼らず、早めの点検・修理をおすすめします。
スマホの水没、充電不良、画面不良、電源不良などでお困りの際は、リペアフォース秋葉原店へご相談ください。
店舗名:リペアフォース秋葉原店
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