修理屋が考える“スマホの死生観”:いつが寿命なのか哲学的に考える
2025.03.31
秋葉原店
修理屋が考える“スマホの死生観”:いつが寿命なのか哲学的に考える
「このスマホ、もう寿命ですか?」
修理の現場で、よく投げかけられる問いです。
しかしその答えは、数字やスペックだけでは語れない。
私たち修理屋は、毎日スマホの“生と死”に向き合いながら、それぞれの端末が歩んできた人生を感じています。
“寿命”とはなにか?
スマホの平均寿命は3〜4年と言われています。
でも、それはあくまで“目安”にすぎません。
バッテリーが膨張していても、ヒビが入っていても、それでも使い続けている人もいます。
寿命とは「性能が下がったとき」ではなく、
「使う人の心が離れたとき」かもしれません。
“死”の定義は?
完全に起動しなくなったとき?
それともバックアップが取れず、思い出やデータが失われたとき?
私たちにとって“死”とは、
修理しても「もう動かない」状態です。
でも中には、液晶が壊れていても音は鳴る、通知は来ている…そんな“生きているのに会話できない”状態もあります。
修理は延命か、それとも再生か?
バッテリー交換は“心臓移植”、
基板修理は“脳神経外科手術”、
画面交換は“整形手術”…
スマホにとっての修理とは、ただのメンテナンスではなく
再生の儀式です。
引退するスマホにも“尊厳”がある
「もう古いから処分します」
そう話すお客様もいますが、最後まで大事に使っていた端末には傷にもストーリーがあります。
私たちは、引退するスマホに
“おつかれさま”と声をかけたい気持ちで、パーツ取りやデータ回収を行っています。

まとめ:あなたのスマホ、今どんな“命の状態”ですか?
たとえ壊れていても、それは終わりではないかもしれません。
修理によって“もう一度生き返る”こともあるのです。
スマホの“寿命”を決めるのは、あなたの気持ち次第。
リペアフォース秋葉原店では、端末の状態を見て“延命”か“引退”か一緒に考えます。
あなたのスマホの「生き方」、一度見直してみませんか?