夏はスマホにとって一年の中でも特に過酷な季節です。気温上昇やレジャーによる水濡れ、車内放置などが原因で、修理店への相談件数が大きく増加します。今回は夏に増えるスマホ故障の原因と予防方法について詳しく解説します。
スマホの内部にはバッテリーや基板、カメラ、ディスプレイなど精密な電子部品が数多く搭載されています。これらの部品は高温や湿気に弱く、夏場は故障リスクが大きく上昇します。
修理店でも毎年夏になると、水没修理やバッテリー交換、充電不良、画面故障などの相談が急増します。特に7月から9月にかけては、普段の倍近い修理依頼が発生することも珍しくありません。
スマホは暑さに強そうなイメージがありますが、実際には非常に繊細な電子機器です。夏特有の環境を理解し、正しい使い方を心掛けることが重要です。
夏の故障原因として最も多いのが高温です。
気温が35℃を超える真夏日では、スマホ本体の温度はさらに高くなります。特に直射日光が当たる場所では短時間で50℃以上に達することもあります。
スマホが高温になると以下のような症状が発生します。
これは端末を保護するための機能ですが、高温状態が繰り返されると内部部品にダメージが蓄積されます。
夏は海やプール、川遊び、お祭りなど屋外イベントが増えるため、水没事故も急増します。
防水スマホだから大丈夫と思われがちですが、防水性能は永久ではありません。落下によるフレーム変形や経年劣化によって防水性能は徐々に低下します。
以下のようなケースは非常に多く見られます。
特に海水は腐食性が強く、真水よりも深刻なダメージを与えます。電源が入っていても内部ではサビが進行しているケースもあります。
リチウムイオンバッテリーは熱に弱いという特徴があります。
夏場に高温環境で使用し続けると、バッテリー内部の化学反応が加速し、劣化スピードが早まります。
劣化したバッテリーでは以下の症状が発生します。
特に膨張したバッテリーは危険です。画面を押し上げたり、内部ケーブルを損傷させたりするため、早めの交換が必要になります。
夏になると充電不良の相談も増加します。
高温状態ではバッテリー保護機能が働き、充電が停止されることがあります。また、汗や湿気によって充電端子が腐食するケースもあります。
さらにモバイルバッテリーを使用しながらゲームを続ける行為は、充電と放電を同時に行うため発熱が大きくなります。
発熱状態が続くことで充電口やバッテリー、基板に負担がかかり故障へつながります。
海水浴場やキャンプ場では砂やホコリによるトラブルも発生します。
充電口に砂が入り込むと、ケーブルが奥まで刺さらなくなったり、接触不良が起きたりします。
またスピーカーやマイク部分に異物が詰まることで音が小さくなるケースもあります。
無理に取り除こうとすると内部端子を傷付ける可能性があるため注意が必要です。
修理店へ持ち込まれる夏特有の故障には次のようなものがあります。
| 故障内容 | 主な原因 |
|---|---|
| 水没 | 海・プール・雨 |
| バッテリー膨張 | 高温環境 |
| 充電不良 | 湿気・砂・腐食 |
| 起動不良 | 熱暴走・水没 |
| 画面故障 | 膨張や落下 |
少し意識するだけでも故障リスクは大きく下げられます。特に高温と水濡れはスマホの大敵です。
夏はスマホ故障が最も増える季節です。高温によるバッテリー劣化や熱暴走、水没事故、充電不良など様々なトラブルが発生します。
少しの違和感を放置するとデータ消失や基板故障につながる場合もあります。発熱や充電異常、水濡れなどの症状が見られた場合は、早めの点検をおすすめします。
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