スマホ修理コラム
「防水スマホだから水に濡れても大丈夫」と思っていませんか?実はスマホの防水性能は、購入時の状態がずっと続くわけではありません。年数の経過や落下、熱、修理歴によって少しずつ低下していく可能性があります。
スマホの防水性能は、購入した時点では一定の基準を満たすように作られています。しかし、その性能が何年も同じ状態で維持されるとは限りません。むしろ、日常的に使っていく中で少しずつ弱くなっていくと考えた方が安全です。
スマホの内部には、画面とフレームの隙間、背面パネル、カメラ周辺、SIMトレー、スピーカー、充電口など、水が入りやすい箇所がいくつもあります。これらの部分には防水シールや接着材、ゴムパッキンなどが使われていますが、時間の経過とともに硬くなったり、粘着力が落ちたり、隙間ができたりすることがあります。
そのため、購入当初は水に強かったスマホでも、2年、3年と使っているうちに、雨や湿気、洗面所での水しぶき程度でも内部に水分が入りやすくなることがあります。
スマホの防水性能は、特殊な魔法のような機能ではありません。基本的には、本体内部に水が入りにくいように、各パーツの隙間をできるだけ塞ぐことで成り立っています。
画面の周囲や背面パネルには防水用の粘着テープが使われ、SIMトレーにはゴムパッキンが付いています。また、スピーカーやマイク部分には水の侵入を抑えるためのメッシュやフィルターが使われていることもあります。
つまり、防水性能は「本体がどれだけきれいに密閉されているか」に大きく左右されます。この密閉性が落ちると、外から見た目は問題なくても、内部には水分が入りやすくなります。
防水性能が落ちる原因として多いのが、防水シールやパッキンの劣化です。スマホは毎日手に持って使うため、体温、外気温、充電時の発熱、夏場の高温、冬場の冷え込みなど、さまざまな温度変化を受けています。
温度変化を繰り返すと、内部の接着材やゴム部品は少しずつ劣化します。新品時にはしっかり密着していた部分も、時間が経つと硬くなったり、縮んだり、粘着力が弱くなったりします。
また、ポケットやバッグの中でホコリが入り込んだり、充電口周辺に汚れが溜まったりすることもあります。こうした小さな変化が積み重なることで、水分が入り込むリスクは高くなります。
防水性能の低下は、年数の経過だけで起きるわけではありません。スマホを落としたり、ぶつけたりした衝撃でも、密閉性が崩れることがあります。
たとえば、画面が割れていなくても、フレームがわずかに歪んでいる場合があります。フレームが歪むと、画面と本体の間に目に見えない隙間ができることがあります。そこから水分や湿気が入り込み、水没反応や内部腐食につながることがあります。
また、背面ガラスの浮き、画面の浮き、カメラ周辺の隙間、SIMトレーの変形なども注意が必要です。見た目には小さなダメージでも、防水性能にとっては大きな弱点になることがあります。
画面交換やバッテリー交換などで一度本体を開けたスマホは、防水性能が新品時と同じ状態とは限りません。修理時には防水テープを貼り直すことがありますが、工場出荷時の密閉状態を完全に再現するのは難しい場合があります。
そのため、修理後のスマホは「防水性能が完全に戻った」と考えるよりも、「水濡れには引き続き注意が必要」と考えるのが安全です。
特に、画面割れ修理、背面割れ修理、バッテリー膨張による画面浮き修理、水没修理をした端末は、水分の侵入リスクが高くなっている可能性があります。修理後に問題なく使えていても、お風呂、キッチン、雨の日、海やプールでは慎重に扱うことをおすすめします。
スマホの防水性能を示す表記として、IP67やIP68といった規格を見たことがある方も多いと思います。これらは一定の条件下で試験された防水・防塵性能を示すものです。
しかし、これは「どんな環境でも絶対に水が入らない」という意味ではありません。試験は新品に近い状態で、決められた条件のもとで行われます。実際の日常生活では、温水、石けん水、海水、プールの塩素、入浴剤、ジュース、汗、雨風、落下後の使用など、試験環境とは異なる状況が多くあります。
特にお風呂での使用は注意が必要です。湯気による湿気、温度差による結露、石けんやシャンプーの成分が、スマホ内部に悪影響を与えることがあります。防水スマホであっても、お風呂スマホは安全とは言い切れません。
防水性能の低下は、目で見てすぐに分かるとは限りません。ただし、いくつか注意したいサインがあります。
画面が少し浮いている、背面パネルに隙間がある、フレームが曲がっている、カメラレンズの内側が曇る、スピーカーの音がこもる、充電口の反応が悪い、SIMトレーがしっかり閉まらない、過去に落下や修理歴がある場合は注意が必要です。
また、バッテリーが膨張しているスマホは、内部から画面を押し上げている可能性があります。この状態では本体の密閉性が崩れ、防水性能は大きく低下していると考えられます。画面浮きを見つけた場合は、早めの点検をおすすめします。
防水性能の劣化を完全に防ぐことはできませんが、低下を早めない使い方はできます。まず、スマホを高温環境に長時間置かないことが大切です。夏場の車内、直射日光が当たる場所、暖房器具の近く、充電しながらの高負荷ゲームなどは、本体の熱が上がりやすくなります。
また、落下や圧迫を避けることも重要です。ケースを付けていても、角から落ちればフレームが歪むことがあります。バッグの中で重い荷物に押されることでも、画面や背面に負荷がかかる場合があります。
さらに、充電口やスピーカー部分にホコリや汚れが溜まらないようにすることも大切です。ただし、金属製のピンや爪楊枝を無理に差し込むと、内部端子を傷つける危険があります。汚れが気になる場合は、無理に掃除せず修理店に相談した方が安全です。
防水スマホであっても、水に濡れた後は慎重な対応が必要です。濡れた直後に充電する、電源が入るか何度も確認する、ドライヤーで乾かす、スマホを強く振るといった行動は避けましょう。
特に充電は危険です。充電口に水分が残っている状態でケーブルを挿すと、ショートや端子腐食の原因になることがあります。画面が映っているからといって安全とは限りません。
水濡れ後に画面の表示がおかしい、タッチが効かない、スピーカー音が小さい、カメラが曇る、充電できない、再起動を繰り返すといった症状が出た場合は、早めに内部確認をおすすめします。
スマホの防水性能は、購入時のまま永久に続くものではありません。防水シールやパッキン、接着材は、年数の経過、熱、落下、圧迫、修理歴などによって少しずつ劣化します。
IP68などの防水表記があるスマホでも、経年劣化した状態では水分が入りやすくなっている可能性があります。特に、お風呂、キッチン、雨の日、海、プール、汗をかく環境では注意が必要です。
「昔は水に濡れても平気だったから今回も大丈夫」と思って放置すると、内部腐食や起動不良、充電不良、画面不良につながることがあります。長く使っているスマホほど、水濡れ後は早めの点検が安心です。
リペアフォース町田店
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リペアフォース町田店では、水没修理、画面交換、バッテリー交換、充電不良、起動不良、カメラ不良など幅広いスマホ修理に対応しています。防水性能の低下が気になる方、水濡れ後の不調でお困りの方は、町田駅近くのリペアフォース町田店へお気軽にご相談ください。